カザフスタンの肉

鶏肉と豚肉を除くカザフスタンの肉は通常1〜2時間茹でなければとても固いです。
(例外としてシャシリクという串焼きは肉を漬け込んでから焼きます)

日本と同じようにそのまま炒めただけではとても食べられたものじゃありません
なので一般家庭で肉料理と言えば煮込み料理がほとんど。

数年前、茹でなくてもそのまま炒め物に使えるよと友人から教えてもらったのがвырезка(ヴィレズカ)という部位。日本語だとヒレにあたります。焼肉やステーキにできる牛肉と出会えるなんて！と感動モノでした

いつも行く郊外のスーパーでこのヒレを最近見かけないのと、義母からもらった牛肉が冷凍庫に大量にあるためここのところ茹で肉専門の我が家です。

今日も牛肉を茹でました。献立は決まってなくてもとりあえず茹でます。
通常1〜2時間茹でないと柔らかくなりませんが、うちには圧力鍋という秘密兵器があるんですね〜

日本から手荷物として持参した容量6リットルの大柄な圧力鍋様です。最近はここでも見かけるようになった圧力鍋ですがまだ高いなぁという印象です。

急な来客が多いこの国でどれだけ圧力鍋に助けられていることか…。
目安としては塊肉ならピンが上がってから20分加熱、サイコロ肉なら15分加熱でOKです。

今日の茹で肉はこちら。


今日の茹で汁はこちら。


ここでは茹で汁も取っておいてそのままスープとして飲んだり他の料理に使います。
余ったら冷凍庫にストックです。義母には言えないけど、以前は知らずに捨ててしまっていました

茹で汁は塩のみのシンプルな味付けでそれもドバッとが基本。
今日のは黄金色の透明具合も味付けも最高レベルでしたこれをポトフに。

先に塩で肉のみを茹でて、茹で汁に野菜投入後ピンが上がってから2〜3分加熱するだけ。
圧が抜けたらお好みで胡椒を振り入れてできあがり〜

ストレス発散法

夫が出張先から風邪を持ち帰り、快方に向かっているところで長男に移ってガクッ
いつもは脇氷で一晩で下がる熱も下がらず、高熱が出たり下がったりを数日繰り返しました。

今年はアスタナにしては暖冬のためソ連型インフルエンザが流行っているとのことだったけど、もしやインフルエンザだったのか？と思ったり。

熱が下がっても咳が続いていたので幼稚園は一週間休ませ、どこにも出かけられないため私は家であれこれ作ってストレスを発散していました。

作ったもの⇩


きちんと混ざっていないマーブルケーキ


ハムパン


初挑戦のメロンパン


小豆じゃない赤い豆で作ったあんぱん。この形ときたらやはり…


ジャーンアンパンマンとメロンパンナちゃん

ちなみにこれ、1日で作った量

最近好きな物〜マンナヤ カーシャ〜

最近манная каша(マンナヤ カーシャ)というセモリナ粉のお粥にハマっています。

ここの人にしたら朝ご飯、子供のご飯という感じの料理かな。

去年1週間滞在したサナトリウム(保養所)の朝ご飯に色々な種類のカーシャが出されて美味しかったんですよね。

あ、保養所と言ってもどこか悪いとかではなく、義弟の会社の家族割を使って1割負担のみで滞在できるというので行ってみる事に。年齢層は実に高めでした

義両親の家は朝から夕飯の残りの肉料理を食べるので、それまで食べた事がなかったんです。ふと自分でも作ってみたくなって、今は頻繁に作ってます。

でも牛乳そのものの味が苦手なため、牛乳臭さの少ないレシピを採用。いつも作っているレシピはこちら↓

マンナヤ カーシャ 《4人分》
○材料○
セモリナ粉 1カップ
牛乳 1カップ
水 2カップ
砂糖 大さじ2〜3杯
塩 ひとつまみ

○作り方○
材料を全て鍋に入れて中火にかける。セモリナ粉が水分を吸ってもったりしてくるまで混ぜる。だいたい10分程度。グルグル混ぜ続けないと固まってしまうので注意。好みの固さになったらできあがり！

出来上がったカーシャの上に大さじ1〜2杯のバターかマーガリンをのせて食べるのが一般的ですが私は入れない事も。

甘さを控えめにしてレーズンを入れたり、ジャムを混ぜたりして食べても美味しいですよ



レシピを載せてはみたものの日本にもセモリナ粉って普通のスーパーに売ってるのかな